島根県雲南市

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島根県雲南市では、長年にわたり市内各地域で大学連携によるフィールドワークや地域課題解決の活動に取り組んできました。住民主体のまちづくりを進め、各地域での小さな拠点「地域自主組織」を核に協働のまちづくりを進めるとともに、地域課題解決に向けた活動への住民参加や各プレーヤーの横連携を促進してきた歴史があります。

市内には高等教育機関がなく、大学進学による若者の流出が続くため、県内外の大学生に雲南市を学びのフィールドとして開放し、フィールドワークやインターシップを通じて、地域課題を解決する人材育成事業「雲南コミュニティキャンパス」に9年前から取り組んでいます。過去3年間では、首都圏の大学をはじめ全国各地の36大学から延べ111名の学生を受け入れており、多様な交流や実践が市内各地で展開されてきています。

一方で、大学との連携において、定住促進といった地域課題への本質的な成果を地域に還元することに課題を抱えており、地域が主体的に活動していく体制構築を目指すために、「ふるさとミライカレッジ事業」の令和7年度モデル実証事業に参画しました。

3つのプロジェクトを通じて、地域と大学生との協働による「地域のにぎわい創出」と「還流人材の育成」をより活発化し、地域の活力維持と関係人口の拡大を図り、地域への人材環流を生み出していくことを目指しています。


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AI 生成コンテンツは誤りを含む可能性があります。歩道の上に座っている人たち

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▲ 大学生と地域住民が一体となって地域のエリアビジョンを検討(左)
▲ 地域のお祭りと学生滞在拠点を中心とした新たな交流の場づくり(右)

 

基礎情報

自治体名島根県雲南市
人口規模
※令和7年度時点
33,754人
連携大学等(所在地)島根大学(島根県)、早稲田大学(東京都)、明治大学(東京都)、米子工業高等専門学校(島根県)、関西学院大学(兵庫県)、新潟工科大学(新潟県)、関西大学(大阪府)、専修大学(東京都)



 

 

取り組み自治体の声

Q1. 本事業に取り組む前、どのような地域課題を抱えていましたか?

A1. 雲南市には高等教育機関がなく、大学進学による若者の流出が課題でした。若者と地域の繋がりを生み出すため、県内外の大学生に雲南市を学びのフィールドとして開放し、フィールドワークやインターシップを通じて、地域課題を解決する人材育成事業「雲南コミュニティキャンパス」に取り組んできました。多様な交流や実践が市内各地で展開されてきていますが、その一方で、大学との連携において、地域課題への本質的な成果を地域に還元する実装段階まではなかなか実現できていませんでした。単発的な関わりにとどまり、地域との継続的な関係構築が十分とは言えない状態でした。
 

Q2. 実際に取り組んでみて、「やってよかった」と感じたことは何ですか?

A2. 「ふるさとミライカレッジ事業」では、学生の滞在拠点「うみのいえ」を活用した交流の場づくりや、駅前エリアの賑わいづくりにおける空き家や通りを活用した企画運営を継続的に展開できたことで、地域住民と学生が"顔の見える関係"を継続して築くことができるようになりました。特に駅前エリアでは、住民ヒアリングやワークショップを通じてエリアビジョンの検討を進め、ロゴデザインの投票など住民参加型のプロセスが実現しました。若者の視点が加わることで議論が活性化し、「地域に新しい風が入った」という声も聞かれました。地域のにぎわい創出と還流人材育成の両面で、確かな手応えを感じています。

 

Q3. 取組前後で、地域にどのような変化がありましたか?

A3. 取組前は、地域イベントの担い手が60〜70代中心で、若年層の関与がほとんどない状況でした。また、各地域の個別具体の課題が十分に可視化されていないという課題もありました。本事業を通じ、学生がヒアリングや調査を実施し、空き家活用や地域資源のポテンシャルなどを整理したことで、地域内での議論が具体化しました。

また、域外の大学生の活動をきっかけとして、地域の課題に取り組んでいく役割を担う地域側の主体が明確になりました。大学生が地域課題に取り組む姿に刺激を受け、地域の大人が「地域を担うかっこいい姿」としてロールモデルを示す場面が多く見られました。域外の大学生の関与が地域内の主体性を引き出し、学生の手本となる好循環につながっています。

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